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季節の病害虫防除

2017.03.15

 だんだんと気温も上がり病害虫の発生も見られるようになってきます。

 この時期は、タマネギの白色疫病、ホウレンソウのべと病が心配されます。

 3月下旬からはキャベツの菌核病、アブラナ科でのコナガ、アブラムシ類、施設での(トマト、ナスなど)灰色かビ病に注意してください。

タマネギ 白色疫病

品種によってことなるが2月末から3月下旬旬にかけて発生する。

対象薬剤
ジマンダイセン水和剤、リドミルゴールドMZ水和剤など

ホウレンソウ べと病

感染の最適温度は8~18℃、湿度が高く、肥料切れや草勢の衰えた時に発生が多くなる。

対象薬剤
アリエッティ水和剤、ランマンフロアブルなど

キャベツ 菌核病

土中の菌核から春秋2回(適温15~16℃)、子のう盤を地表に作り、そこから胞子を雨滴や風によって飛散させる。胞子は茎葉上で発芽して感染する。 気温20℃前後、多湿条件で多発する。

対象薬剤
ロブラール水和剤、カンタスドライフロアブル、アフェットフロアブルなど

灰色かび病

多くの作物に寄生する。20℃前後の比較的冷涼な気温と多湿条件で発生する。多発すると防除が難しい。

対象薬剤
ロブラール水和剤、カンタスドライフロアブル、ダイアメリットDFなど

アブラムシ類

直接幼虫を産むので繁殖が早い。多発すると排泄物にすす病が発生する。

対象薬剤
ダントツ水溶剤、ウララDF、チェス顆粒水和剤など

コナガ

主に幼虫で越冬し、西南日本では春~秋に7~10回発生する。サイクルが短いため薬剤耐性が発生しやすい。

対象薬剤
フェニックス顆粒水和剤、ディアナSC、アファーム乳剤など

例年はこの時期はあまり発生しませんが、前年はネギやタマネギでべと病、さび病が多く発生しましたので併せて注意してください。

農薬の使用にあたっては、ラベル等をよく確認し使用方法や注意事項を必ず守ってください。

写真提供 バイエルクロップサイエンス(株)

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